美肌は空気の加湿から! 50代で肌年齢20代の皮膚科医が教える、肌の正しい保湿方法と加湿の美容への効果

肌の正しい保湿方法と加湿の美容への効果

冬になると、気温とともに湿度も低下し、肌のカサつきやかゆみ、喉の痛みに悩まされるという人も多いでしょう。乾燥が健康や美容、さらには肌が薄い赤ちゃんに与える影響と、その対策について、全3回で紹介していきます。

【第1回】ウイルス対策に加湿は必須! 医者が教える、部屋の乾燥が及ぼす悪影響と加湿の効果
http://www.dainichi-net.co.jp/products/mainichi-plus/32695/

【第2回】赤ちゃんは人生で一番乾燥肌になる時期だった! 医者が教える、部屋の加湿が赤ちゃんの健康を守る理由
http://www.dainichi-net.co.jp/products/mainichi-plus/33072/

 

3回目となる今回は、乾燥が美容に与える影響とその対策について、内科医・皮膚科医の日比野佐和子先生にお聞きします。アンチエイジングのスペシャリストでもある日比野先生は、50代にして肌年齢はなんと26歳という美肌の持ち主!「何歳になっても肌年齢は戻せる!」と話す美肌の秘密は、乾燥対策にあるようです。

 

目次

1.空気の乾燥によって“バリア機能”が弱まり、ウイルスが侵入する

2.乾燥小ジワで老け顔に!

3.肌のバリア機能とは?

4.乾燥肌が紫外線を浴びるとさらに老化する!

5.美肌のためにキープしたい湿度は60~65%

6.部屋の乾燥から肌を守るには?

7.ダイニチ工業おすすめの専用加湿器

 

【プロフィール】

内科医・皮膚科医/日比野佐和子先生

内科医・皮膚科医/日比野佐和子先生

内科医、皮膚科医、眼科医、日本抗加齢医学会専門医。医療法人康梓会Y’sサイエンスクリニック広尾統括院長。大阪大学大学院医学系研究科臨床遺伝子治療学特任准教授。同志社大学アンチエイジングリサーチセンター講師、森ノ宮医療大学保健医療学部准教授、(財)ルイ・パストゥール医学研究センター基礎研究部アンチエイジング医科学研究室室長などを歴任。現在はアンチエイジング医療における第一人者的な立場として、基礎研究から最新の再生医療の臨床に至るまで幅広く国際的に活躍するとともに、テレビや雑誌等メディアでも注目を集める。プラセンタ療法を含む再生医療においてのパイオニアでもある。

 

 

まず、部屋の乾燥が人体に及ぼす影響をおさらいしておきましょう。

1. 空気の乾燥によって“バリア機能”が弱まり、ウイルスが侵入する

部屋が乾燥すると、風邪を引いたり肌の老化が進んだり、いいことはありません

 

「部屋が乾燥すると、風邪を引いたり肌の老化が進んだり、いいことはありません」と日比野先生。

 

鼻や喉の粘膜が乾燥して水分が少なくなると、バリア機能が弱くなり、体内にウイルスが侵入しやすくなります。ウイルスは、低温と低湿度の条件が揃うと活性化することから、冬に風邪やインフルエンザが流行しやすくなるとも、先生は指摘します。

 

乾燥によってバリア機能が低下するのは、皮膚も同様。「健康な皮膚は、角質層に20~30%の水分を保持し、外的刺激から肌を守っていますが、乾燥するとバリア機能が低下して、肌トラブルが起きやすくなるのです」(日比野先生)

 

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では、日比野先生が指摘する「(空気の乾燥によって)肌の老化が進む」という点を、今回は深堀りしていきます。

2. 乾燥小ジワで老け顔に!

部屋が乾燥すると健康面だけでなく、美容面にも大きな影響を及ぼします。空気の乾燥により肌の水分が蒸発し、突っ張り感を感じたり、ツヤが失われたりしてしまうのです。さらに、前述のように乾燥は、肌が本来持っているバリア機能を低下させる一因に。その結果、外部からの刺激に弱くなり、かゆみや赤みを引き起こしやすくなります。

 

これは一時的な現象ですが、放置しておくとさらに恐ろしいことが! 日比野先生によると、「肌表面がしぼんだようにハリを失い、目元や口元に細かい小ジワが発生したりして、老け顔が進行する」というのです。

 

もちろん肌が乾燥する要因はほかにも、生活習慣やストレス、紫外線など様々ありますが、いずれにしても早めの乾燥対策が、美肌には欠かせないことが分かりますね。

 

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3. 肌のバリア機能とは?

肌は「皮脂膜」「天然保湿因子(NMF)」「細胞間脂質」という3つのバリア機能に守られています。まず肌表面を覆っているのが、皮脂と汗が混ざり合ってできた皮脂膜。“天然の保護膜”と呼ばれ、角質層に含まれる水分の蒸発を防ぎ、一定に保つ働きをしています。

 

「天然保湿因子(NMF)」は角質細胞に含まれている物質で、水となじみやすい性質から角質細胞の水分を保つ役割を果たしています。「細胞間脂質」は、角質細胞同士をセメントのようにつないでいる物質。成分の半分以上を構成するセラミドが角質層の水分を蓄え、外部刺激の侵入を防いでくれています。

↑左は正常な肌の基本構造を示したイメージ。肌の角質層には角質細胞が並んでおり、その間を「細胞間脂質」と呼ばれる脂質が満たし、うるおいを保っています。そして、そのうるおいを閉じ込め、外部の刺激から守っているのが、肌表面を覆う皮脂膜です。一方右は、乾燥した状態の肌を示した図。肌は乾燥すると、表面の皮脂膜の隙間から水分が逃げ出し、バリア機能が失われた状態に。さらに角質細胞の構造も乱れ、内部の水分も失われてしまいます

 

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4. 乾燥肌が紫外線を浴びるとさらに老化する!

肌が乾燥するデメリットは、表面がカサカサして皮脂が減少し、皮膚の表面が剥がれたり、小ジワができやすくなったりするだけではありません。「バリア機能が弱まっている乾燥肌は、紫外線の影響も大きく受けます」(日比野先生)。そもそも肌老化の原因の8割は紫外線が占めるといわれ、波長の長いA波(UVA)はシワやたるみの、B波(UVB)はシミ・ソバカスの原因になるとされています。

 

つまり、肌が乾燥しバリア機能が落ちている状態では、ダイレクトに紫外線を浴びてしまうことになり、肌老化が進んでしまうということ。「外出時に日焼け止めクリームを塗るのはもちろんですが、ふだんからお肌のうるおいを保っておくことも、紫外線対策としては大切です」(日比野先生)

↑皮膚は紫外線を浴びると、肌内部で「活性酸素」が発生し、細胞にダメージを与えます。その細胞へのダメージを抑えるために「メラノサイト」で作られるのがメラニン色素で、これがシミの原因に!

 

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5. 美肌のためにキープしたい湿度は60~65%

上記のことから、部屋の湿度を適切に保つことは、美肌を保つ観点からも非常に重要です。

 

この連載の第1回でも解説したように、一般的に冬の部屋の湿度は、ウイルスの活性化を抑制する観点から50~60%を保つのが理想とされていますが、「うるおいのある美肌のためには、湿度は高いほうがベター。理想は60~65%です」(日比野先生)

 

ただし65%を超えるとカビが発生しやすくなるので、それを超えない範囲で高湿度を保つのがよさそうです。

快適な湿度のグラフ

 

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6. 部屋の乾燥から肌を守るには?

では乾燥から肌を守るために、どのような対策をしたらいいでしょうか? 日比野先生に3つの方法を教えていただきました。

(1)【身体の外からうるおす】40℃以下のぬるめの湯に約20分浸かる

肌の乾燥対策には、ぬるめのお風呂に浸かる

 

ぬるめのお風呂に20分ほど浸かることで、肌表面をうるおすことができます。ポイントは“ぬるめ”ということ。「理想は38℃前後です。40℃を超えると必要な皮脂まで流れ出し、乾燥肌が悪化してしまう原因となるので気をつけましょう」(日比野先生)。保湿効果のある入浴剤を使う場合は、添加物が入っていないものを選んで。身体や顔を洗うときは、泡をしっかり泡立て、ゴシゴシこすらず、やさしく洗います。

 

またお風呂から上がったら、きめの細かいタオル(理想は綿100%のガーゼタオル)で押さえるように水分を拭き取り、早めに保湿を。「肌のハリが気になるならセラミド配合、カサカサを抑えたいなら尿素配合、みずみずしさを求めるならヒアルロン酸配合の保湿剤がおすすめです」(日比野先生)。とくに顔には、化粧水を塗った後は乳液やクリームを重ね塗りして、うるおいを閉じ込めましょう。

 

ファンデーションを塗ったほうが保湿になる?
肌の乾燥対策には、ファンデーションを塗る

 

コロナ禍で外出する機会が減り、「最近、ファンデーションを塗らなくなった」という人も多いのではないでしょうか。“ファンデーションを塗らなければ肌に優しい”と思われがちですが、日比野先生によると、なんと「ファンデーションを塗ったほうが保湿になる」のだそう。

 

「ファンデーションが皮膚呼吸を妨げないことはすでに知られていますが、塗らないより塗ったほうが、乾燥や余分な皮脂の分泌を防止できるんですよ」(日比野先生)。特に最近のファンデーションには保湿力があるものも増えているので、外出の予定がない日も、ファンデーションは塗っておいたほうがよさそうです。

 

(2)【身体の中からうるおす】適度な水分量をしっかり摂取する

肌の乾燥対策には、適度な水分量をしっかり摂取する

 

人間の体は、大人で約60%、赤ちゃんで80%を水分が占めていますが、排尿や排便、呼吸や汗から、常に水分が失われています。では体内の水分が足りなくなると、どのようなことが起こるでしょうか?

 

「みなさんもご存じの脱水症状は、実は体内のわずか2%の水分が不足しただけで起こります。さらに10%が失われると筋けいれん、20%が失われると命に関わるほど、水分は人にとって不可欠なもの。当然、肌の乾燥の原因にもなるため、水分をしっかり摂取して、内側からもうるおいを与えましょう」(日比野先生)

 

適度な水分摂取量とは?

では1日にどれくらいの水分を摂るといいのでしょうか。日比野先生によると「1日1.5~2L飲むのが理想とされていますが、具体的な目安量は、年齢や体重によって異なる」のだとか。その算出方法を教えていただきましたので、あなたに必要な水分量はどれくらいか、計算してみてください。

体重(kg)×(※)=1日に必要な水分量(mL)
※30歳未満:40mL、30~55歳:35mL、56歳以上:30mL

例えば年齢40歳、体重60㎏の人の場合、1日に必要な水分摂取量は60㎏×35mL=2100mLとなります。ただし、この水分量には食事から摂取する水分も含むので、必ずしも2100mLの水を飲む必要はありません。

 

飲むタイミングは、1回200mLを目安に、朝起きてからお昼までに飲み終えてしまうのがベターだそう。「人の体は午前中が水分を排出する”デトックスタイム”になっているので、水分は一日の前半にしっかり摂っておきましょう」(日比野先生)

 

ただし、水分の摂りすぎも禁物。過剰に摂りすぎると内臓に負担がかかって疲れやすくなったり、体内の塩分が薄まって頭痛やけいれんなどを引き起こす場合があるので、目安量を参考に、その日の活動量とのバランスを見ながら調整しましょう。

 

また、キーとなるのは水分だけではありません。「良質なたんぱく質はコラーゲンや皮膚のベースとなる細胞を活性化させるほか、ヨーグルトなどの乳酸菌やオリゴ糖で腸内環境を整えることも、肌の水分保持量アップにつながることが報告されています」(日比野先生)

(3)【空気をうるおす】パワフルな加湿器で部屋を加湿する

パワフルな加湿器で部屋を加湿する

 

肌の表面を潤すには、部屋を加湿するのが一番。コップに水を入れておいたり、洗濯物を部屋干ししたりするなどの方法がありますが、美肌のための理想的な湿度を保つには、パワフルな加湿専用機を使うのがおすすめです。

 

では加湿器を使うと、いったいどのくらい肌がうるおうのか、実際に検証してみました。

↑上は湿度30〜40%の乾燥した室内に1時間とどまった場合、下はその部屋を加湿器で湿度50〜60%にし1時間とどまった場合。それぞれの条件下での肌を、“肌カメラ”でクローズアップして撮影した。上は乾燥し、ところどころ表皮がめくれているが、下は角質層がうるおい、きめも整って血色もいい

※8畳間・天井高2.4mの生活空間で測定。

 

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7. ダイニチ工業おすすめの専用加湿器

ダイニチ工業の加湿器LXシリーズは、パワフルな加湿能力を備えたハイブリッド式。設定湿度も50・60・70%から選べるので、健康や美肌に適した湿度をキープしてくれます。また室温に応じて、のど・肌のうるおいを守る湿度に自動で加湿量を調整する「のど・肌加湿」モードも搭載。

ダイニチ工業ハイブリッド式加湿器LXシリーズ


ダイニチ工業
LXシリーズ HD-LX1021/HD-LX1221
オープン価格

↑ダイニチの加湿器は、加湿能力のわりにコンパクトで、置き場所を確保しやすいのも魅力。スタイリッシュなデザインは、どんな空間にもなじみます

【Spec】
●加湿方式:ハイブリッド式(気化式×温風気化式)
●加湿量:960mL/h(型番HD-LX1021)、1200mL/h(HD-LX1221)
●スマートリモコン対応
●搭載モード:ターボ、おやすみ快適、標準、静音、eco、のど・肌加湿
●入/切タイマー:2・4・6・8時間
●その他搭載機能:チャイルドロック、タンクWとって、広口タンク、Ag+抗菌アタッチメントEX、抗菌フラットトレイ、抗菌気化フィルター、抗菌エアフィルター、カンタン取替えトレイカバー
●運転音:13~34dB(ターボモード除く)

LXシリーズを詳しく知りたい方はコチラ

 

制作協力/GetNavi web

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