ドリップコーヒー1位の「豆」はどれ? バリスタが焙煎と淹れ方にこだわってベスト3を決定!

コーヒー機器

コーヒーにこだわり始めたら、どの産地の豆を、どれくらいの度合で焙煎すればベストなのか? という大きな疑問に行きつくはず。そこで今回は、産地が異なる5種類の生豆を用意し、精度の高い焙煎ができるダイニチのコーヒー豆焙煎機「MR-F60A」を使用して、1種につき3通りの焙煎度合いで豆をロースト。5種類×3通りの焙煎=15種類のコーヒーを淹れ、名喫茶のバリスタによる飲み比べでベスト3を決定します。併せて、以下ではバリスタが産地による豆の特徴やドリップコーヒーに必要な道具、おいしい淹れ方(入れ方)などの基本も伝授。ドリップコーヒーをこれから覚えたい方も必見です!

 

【私が選びます!】

バリスタ・天野 大(あまの だい)

世界中にファンがいる、1989年に創業した渋谷の喫茶店「茶亭 羽當(ちゃてい はとう)」のバリスタ。東京出身で、バリスタ歴は20年以上。

 

 

その1 焙煎機を使ってさっそく焙煎!

 

――では、さっそくダイニチの焙煎機「MR-F60A」を使っていきましょう! この焙煎機はどこがすごいんですか?

天野 コンパクトながら、超カンタンな操作で安定した温度コントロールができる点。今回は、これを使って5種類の豆を3通りに焙煎して、ベストを決めようかと。使い方はカンタン。本体に生豆を入れて、1~5段階から好みの焙煎レベルを選んでスタートを押すだけ。約25分(冷却時間約10分を含む)放っておくだけで焙煎が完了します。今回は、5種類の豆を焙煎レベル「1」の浅煎り、焙煎レベル「3」の中煎り(標準)、焙煎レベル「5」の深煎りにして味の違いを比べていきますよ。

なお、本来の飲みごろは焙煎後2~3日経ってから。一般的に焙煎したては香りや味に角があって、荒々しい風味になります。ただし、そのぶん豆の味の違いがわかりやすいので、今回は焙煎したてを試していきましょう!

 

↑こちらが焙煎する前の生豆。緑がかった色をしています

 

↑「MR-F60A」のフタを開けて付属スプーン1杯(約60g)の生豆を投入

 

↑フタをして焙煎レベルを選び、スタートボタンを押すだけで焙煎がスタート!

 

――ちなみに、焙煎度が変わると味はどう変わっていくんですか?

天野 一般的に浅煎りは酸味が強くて苦味は抑えめ、深煎りになるほど苦味が強くなる一方で酸味は穏やかになりますね。ただ、豆によって焙煎度合には向き不向きがあるんですよ。例えば、浅煎りだとすごくフルーティでおいしいのに、深煎りにするとそのポテンシャルが発揮されない豆もあります。それもあって、今回は3通りの焙煎度合いで焙煎し、テイスティングしていきます。

 

↑今回使用した生豆は、左からキリマンジャロブレンド、マンデリン、モカブレンド、コロンビア、ブラジルの5種類。すべてダイニチの公式通販サイト「ダイニチWebShop」から購入できます。同通販サイトでは、単一銘柄のみならずブレンド生豆も販売しているのがポイント

 

――豆は産地別で5種類を使うということですが、どちらの豆になりますか?

天野 バランス良く試したかったので、南米の「ブラジル」「コロンビア」、アフリカの「モカ」「キリマンジャロ」のブレンド、東南アジアの「マンデリン」を用意しました。「ブラジル」は苦味と酸味がほどよく調和し、好バランスなのでブレンドのベースにも重宝される豆。同様にバランスが良い「コロンビア」もブレンドのベースにされやすいですが、こちらは酸味やフルーティな甘みが特徴です。

「モカ」はイエメンとエチオピア産豆の総称で、果実味あふれる香りや豊かな酸味、甘み、コクが魅力。タンザニアの「キリマンジャロ」は、しっかりした酸味とコクに加えて甘やかな香りが魅力です。「マンデリン」はインドネシアのスマトラ島で獲れる高級品種。深く上品な苦味とコクがある一方酸味は控えめで、ほんのり香るハーブやスパイスのニュアンスも特徴ですね。ざっくりとまとめると、南米や中南米はバランスが良いものが多く、アフリカはフルーティで酸味が豊か、アジアは苦みやコク深さを得意としているといえます。

 

 

――お、焙煎が終了しました。どれもキレイにムラなく焙煎されています! 色の濃いほうが深煎りですよね。見た目でもわかりやすいです。

天野 フライパンなどを使って自分で焙煎すると、安定した焙煎は難しいものですが、その点、ダイニチの「MR-F60A」なら、手軽に狙った焙煎度合にできるのがいいですよね。比較もやりやすいので、自分の好みも見つけやすいはず。では、さっそく豆を挽いてテイスティングしていきましょう!

 

↑焙煎後の豆。左から時計回りで焙煎レベル「1」の浅煎り、焙煎レベル「3」の中煎り、焙煎レベル「5」の深煎り

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その2 ドリップに必要な道具とは?

↑上段左から右へポット、サーバー、コーヒーミル。中段左から右へ計量スプーン、ドリッパー。手前がペーパーフィルター

 

――おいしいコーヒーを淹れるには、それ相応の道具が必要ですよね。まずは何から用意すればいいのか教えてください!

天野 欠かせないのがドリッパーとサーバーです。ともに様々なモデルがありますが、重要なのはサイズ。特にドリッパーは1~2杯用、2~4杯用、4~6杯用などがあるので、ドリップの量に応じてサイズを選びましょう。ペーパーフィルターも同様です。

 

――素材や形などもいろいろあり、なかにはペーパーフィルターが不要のドリッパーもあるようですね。オススメはありますか?

天野 好みの質感やデザインで選んでOKですよ。使いながら慣れていって、味や淹れ方にこだわりたいと思ったら別のタイプを買って比べてみるとよいと思います。ただし、後片付けがラク楽なので、初心者はペーパーフィルターを使うタイプがオススメですね。

 

――ポットは、コーヒー専用のほうがいいですか?

天野 はい。お湯を少しずつゆっくり落とすほうがおいしくなるので、やかんや魔法瓶よりは口が細いコーヒー専用ポットのほうがオススメです。

 

――今回のように豆を焙煎する場合は、コーヒーミル(グラインダー)も必須ですよね。

天野 そうですね。ミルには電動と手動があり、どちらを選んでも構いません。ただ、手軽さでいえば電動のほうが挽くスピードが速いですし、粒度を調整しやすいタイプも多くて便利です。あと、エスプレッソ用に細かく粉砕できるミルは、ほとんどが電動タイプですね。ちなみに、焙煎済みのコーヒー豆をお店から買う際も、粉ではなく挽いていない豆の状態で買うのがベターです。なぜなら、豆はなるべく空気に触れさせないほうが酸化(劣化)せず、風味がキープできるから。できれば豆は、コーヒーを淹れる直前に挽きましょう。その意味で、ミルはよりおいしく飲むためには必要なアイテムですね。

 

――ほかに必要なアイテムはありますか?

天野 豆の量を計る計量スプーンがあったほうがいいです。豆の量もコーヒーの味を決める大事な要素ですから。

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その3 おいしい淹れ方の手順

――では、豆と道具が準備できたところで、おいしい入れ方を教えてください。まず初めにやることは何ですか?

天野 コーヒーが冷めると風味が落ちるので、ドリッパーとサーバーに熱湯を通して温めておきます。この工程は意外に重要。「ぬるくて微妙……」ということがないよう、しっかり温めておきましょう!

 

 

天野 次はペーパーフィルターをドリッパーにセットして、サーバーの上に置きます。ここでコツがあるとしたら、ペーパーフィルターの折り方です。底部と側面の継ぎ目を折り込むわけですが、今回使っている台形のフィルターは、底部と側面で互い違いになるように折ってください。そのほうが安定しますから。

 

↑①底部の継ぎ目を手前に折ってから、②裏返して側面の継ぎ目を手前に折るなど、折り目が重ならないよう底部と側面で互い違いに折るのがコツ

 

天野 そのうえでフィルターを開き、底部の両端を少しだけ潰すようにつまんでおくと、空間ができてお湯の通りが良くなりますよ。

 

――おお、そんなテクニックが! 続いて、コーヒー豆の粉をフィルターに入れます。

天野 ここでのコツは、ドリッパーを軽くゆらして粉の表面が平らになるようにならすこと。あと、おいしく淹れるなら豆の量はたっぷり使いましょう。私の店では180mLのコーヒーに対し、30gを使います。ここまで多くなくても、僕としては20gはないと物足りないですね。贅沢に使ったほうが、そのぶんおいしいですから。

 

――ここからは抽出です。お湯の温度はどれくらいがいいでしょうか?

天野 沸騰する少し手前の熱さですね。90℃前後がオススメで、酸味を出したいときは95℃前後で注ぎましょう粉にお湯を落としていくときは、ゆっくり少しずつ、3回に分けて注ぎます。3回に分けるのは、お湯が落ちるスピードをコントロールしてコーヒーの味を最大限に引き出すためですね。1投目は蒸らし。粉の中心にそっと、フィルターにお湯がかからないよう注意しながら注ぎます。粉の状態によりますが、蒸らす時間は10~20秒。お湯の量は、サーバーにポタポタとコーヒーが垂れ始めるくらいが目安ですね。

 

↑1投目はフィルターにお湯がかからないよう慎重に

 

↑10~20秒蒸らします

 

天野 2投目は、中央から500円玉くらいの大きさの範囲で「の」の字を描きながら約150ml注ぎます。

 

――おおー、表面がどんどん膨らんできました!

天野 これは豆が新鮮な証。熱湯によって豆に含まれているガスが、香りとともに抜け出ているんです。そして2投目が完全に落ちきる前に、2投目と同じ要領で3投目を20mlほど注げば完成です! ちなみに、コーヒーカップにも事前にお湯を注いで温めておくと、よりおいしく楽しめますよ。

↑2投目はたっぷりと。新鮮な豆を使うと、お湯を注ぐうちにコーヒー豆がもこもこと膨らんできます

 

仕上げの3投目

 

↑コーヒーが落ちたあとの豆の様子。お湯を注いだ真ん中だけ凹んでいます

 

↑コーヒーが完成しました!

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その4 いよいよテイスティング!

 

――では、3通りの度合いで焙煎した各産地の豆を、1種類ずつテイスティングしていきましょう。まずは「ブラジル」の浅煎りから。

天野 うーん、「ブラジル」は浅煎りだとよさが出ないですね。浅煎りなので酸味は出てるんですけど、この酸味がぼんやりしていて全体を邪魔している気がします。一方で中煎りは苦みが出てきたぶん酸味も落ち着いて、トーンが伸びやかですね。

 

――王道のコーヒーという感じがします。

天野 ただ、もう少しコクがあってもいいかもしれません。となると、深煎りは……あっ、一気によくなった。これはすごくおいしい! コクと苦みのパワーがしっかりあって、それでいてくどさがなくて。落ち着きのある、正統派のビターコーヒーになりました。「ブラジル」は、この深煎りと中煎りとの中間になる中深煎り(焙煎レベル「4」)でもおいしくなる気がしますね。

 

浅煎り(焙煎レベル「1」)中煎り(焙煎レベル「3」)深煎り(焙煎レベル「5」)
ブラジル酸味がぼんやりして全体を邪魔している苦みが出て酸味も落ち着き、トーンが伸びやかコクと苦みのパワーがある正統派のビターコーヒー

 

↑左から浅煎り、中煎り、深煎り。焙煎度合が違うと微妙にコーヒーの色の濃さも違います

 

――こうして飲み比べながら味を探していくのは、すごく楽しいですね! では次に「コロンビア」を試していきましょう。

天野 うん! 「コロンビア」は浅煎りで飲むと、特有の酸味やフルーティな甘みがしっかり出てきておいしいですね!

 

――確かに! 例えるならグレープフルーツやオレンジ系の柑橘フレーバーを感じます。爽やかでイイですね。

天野 中煎りも、果実味にコクが加わってこれまた良い。苦味と香りがバランスよく引き立て合っておいしいです。同じ南米でも先ほどの「ブラジル」とずいぶん違いますね。あ、でも「コロンビア」は深煎りで飲むと特徴が消えちゃいますね。深煎りだともったいない気がします。

 

浅煎り(焙煎レベル「1」)中煎り(焙煎レベル「3」)深煎り(焙煎レベル「5」)
コロンビア特有の酸味やフルーティな甘みがしっかり出る果実味にコクが加わり、苦味と香りがバランスよく引き立て合う特徴が消えるのでおすすめしない

 

――では次、「モカブレンド」をテイスティングしましょう!

天野 わっ、「モカブレンド」の浅煎り、すごく好きな味です! 果実味に加え花を思わせる上品な風味があって、酸味もキレイかつまろやかで飲み心地がエレガント。中煎りもおいしいですけど、浅煎りのほうが優雅な香りが印象的です。

 

 

天野 さて、深煎りは……うーん、悪くないですけど、苦みやコクが出てくるぶん魅力的な酸味や香りが弱くなっちゃいましたね。熟しすぎてしまった果実のような。とはいえ、「モカブレンド」はどの焙煎度合いでも大丈夫ですね。ふところの広さがある豆といえるかもしれません。

 

浅煎り(焙煎レベル「1」)中煎り(焙煎レベル「3」)深煎り(焙煎レベル「5」)
モカブレンド果実味があり、花を思わせる上品な風味。酸味もキレイかつまろやか果実味にコクが加わり、苦味と香りがバランスよく引き立て合う苦みやコクが出るが、魅力的な酸味や香りが弱くなる

 

――あっという間にテイスティングも後半戦ですね。次は「キリマンジャロブレンド」を。

天野 「キリマンジャロブレンド」の浅煎りは、重みのある酸味が印象的。「モカブレンド」の浅煎りとはキャラクターの違う酸味ですね。シャープなニュアンスが前面に出て、明るさを感じます。ところが、これが中煎りになると一気にトーンが落ち着きますね。酸味が抑えられたぶん、コクが出てグッとふくよかになって。

 

 

――酸味がコクをまとった甘みに変化したような。面白いですね! では深煎りだとどうでしょう?

天野 あ、これまたナッツのような風味とビターなテイストで悪くない。深煎りもなかなかイイです!

 

――まったりした味わいになりましたね。「キリマンジャロブレンド」は浅煎りが最も個性的でしたけど、中煎りも深煎りもそれなりに優等生な味わいです。

 

浅煎り(焙煎レベル「1」)中煎り(焙煎レベル「3」)深煎り(焙煎レベル「5」)
キリマンジャロブレンド重みのある酸味。シャープなニュアンスが前面に出て、明るさを感じる酸味が抑えられ、コクが出てグッとふくよかにナッツのような風味とビターなテイスト

 

―― ではラストの「マンデリン」を!

天野 「マンデリン」はビターな味わいに優れているというのが一般論ですが、浅煎りはどうかな……うん! 僕はこっちのほうが好きかも!

 

 

――花のような香りでフルーティ! 苦味がおとなしいぶん、酸味と甘みが調和していて上品ですね。

天野 深煎りだと、この酸味が隠れてしまうんですよ。「マンデリン」が高級品種といわれる理由の一つには香り高さもあって、浅煎りによってその香味が引き出されているのかと。さて、中煎りは……おお、これもすごくおいしい! 浅煎りも素晴らしいですけど、中煎りはそれ以上ですね。「マンデリン」特有の優雅なビター感に、華やかな香りがしっかり加わって。あらためて「マンデリン」って良いな、と思いました。

 

――確かに! 上品な甘みとコク深さで、わかりやすくリッチです。これぞエレガントといえるコーヒーですね。ではラスト、「マンデリン」の代名詞といえる深煎りを味わいましょう。

天野 うん、これもすごくおいしいですけど、慣れた味だからか、驚きはそこまでないかな。甘みやコクもしっかりしていて、ミルクとも相性が良いはず。堂々としたビターテイストですね。

 

浅煎り(焙煎レベル「1」)中煎り(焙煎レベル「3」)深煎り(焙煎レベル「5」)
マンデリン花のような香りでフルーティ。苦味が少なく、酸味と甘みが調和して上品特有の優雅なビター感に、華やかな香りがしっかり加わる甘みやコクがしっかりしていて、堂々としたビターテイスト

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その5 ベスト3を発表!

 

――天野さん、15杯のティスティングを振り返ってみていかがでしたか?

天野 いろいろ考えた結果、今回は「マンデリン」の中煎りを1位としたいです!

 

――香りが華やかでおいしかったですね。コーヒーらしいビター感と甘みが調和して、リッチさもピカイチでした。

 

天野 2位は「モカブレンド」の浅煎りですね。花と果実のニュアンスにやられました! 3位は意外性があった「ブラジル」の深煎りを推したいです。「ブラジル」は特別な個性はないといわれがちですが、今回は違いました。説得力のあるビター感のなかに、上品な部分もありましたね。

 

――ちなみに、今回の評価で悩んだコーヒー豆はありました?

天野 もちろん! もしTOP5まで広げてOKということであれば、4位は「コロンビア」の浅煎り、5位は「マンデリン」の浅煎りですね。

 

――確かにどちらも捨てがたいおいしさでしたね! 「コロンビア」も「マンデリン」も、浅煎りは香り高く酸味も心地よかったです。

天野 「キリマンジャロブレンド」も良いんですけどね。中浅煎りや中深煎りで飲んでみれば、また違ったランキングになるような気もします。

 

――その点、「マンデリン」と「モカブレンド」はどの焙煎度合いにもそれぞれのよさがあったので、中浅煎りや中深煎りにも期待できますね。

天野 そう考えると、自宅で手軽に焙煎をコントロールできるってスゴイことですよね1つの豆で5通りの味が楽しめて、そのなかに思わぬ発見や感動もあって。一気にコーヒーの楽しみが広がったと思います。ぜひ、もっと多くの方にこの楽しさを知って頂きたいですね。

 

――確かに、焙煎でこんなに違いがあるとは思いませんでした。それに、焙煎ってなんとなくハードルが高いイメージがありましたが、今回の企画を通して焙煎がずっと身近になった気がします。

天野 僕もここまで焙煎の違いに焦点を当てて飲み比べることは滅多にないので、とても勉強になりました。豆はほかにも無数の種類があるので、さらにいろいろ試してみようと思います。

 

 

――天野さん、ありがとうございました。みなさんもぜひ、焙煎に注目して自分だけの最高の一杯を探してみてください!

 

【今回の結果】

1位「マンデリン」中煎り(焙煎レベル「3」)

2位「モカブレンド」浅煎り(焙煎レベル「1」)

3位「ブラジル」深煎り(焙煎レベル「5」)

※テイスティングの結果は個人の感想です

 

 

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その6 今回使用した焙煎機はコチラ!

 

ダイニチ工業

コーヒー豆焙煎機 MR-F60A

本稿のガイド役・天野さんオススメの焙煎機。熱風の通り道に2つの温度センサー搭載することで、ムラの少ない安定した焙煎精度を実現。1つめのセンサーで熱風を狙った温度に調整し、2つめのセンサーで気温や豆量の変化による温度のずれを修正します。使い方は、焙煎レベルを1~5段階から選んでスタートを押すだけ。約25分の短時間で焙煎できます(冷却時間約10分を含む)。一般的な家庭のキッチン棚に収納でき、持ち運びしやすいコンパクトなサイズ(高さ280㎜×幅241mm×奥行186mm)と質量(約2.3kg)も特徴。熱風式を採用したことで部品点数を少なくし、リーズナブルな価格も実現しました。これを使えば、自分だけのベストな豆を追求することも可能。なお、今回使用した生豆はダイニチの公式通販サイト「ダイニチWebShop」で購入できます。

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制作協力/GetNavi web

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