【2023年最新版】省エネしながらお部屋を効率的に暖めるコツ
気になるのは電気代などの「ランニングコスト」。だからといって暖房器具を使わないわけにはいきませんよね。
今回は、すばやく足元からお部屋全体を暖められる石油ファンヒーターの賢い使い方をご紹介します。
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1.厳しい寒さにはやっぱり即暖、パワフルな石油ファンヒーター
暖房器具によってそれぞれ得意な点、苦手な点があります。
下の一覧表を参考に目的に合ったものをお使いいただくと、「失敗した!」ということも少なくなります。
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例えば、エアコンは部屋全体を効率よく暖めてくれますが、立ち上がり時に温風が出るまで時間がかかることと、上から送風するので、暖かい空気が上にたまりがちなのが惜しい点。
また、電気ストーブやセラミックファンヒーターはスイッチを入れるとすぐに暖かくなり即暖性に優れていますが、お部屋全体を暖める目的で使用するとなかなか暖かくなりません。
ガスファンヒーターは、部屋全体をパワフルに暖められますが、ガス栓がない部屋には設置できないのが難点。
急な冷え込みで1秒でも早く暖まりたい寒い冬には、すばやく足元からお部屋全体を暖められる、石油ファンヒーターが役立ちます。
2.灯油価格が高騰中!石油ファンヒーターを賢く使うコツ
現在は原油価格が高騰し、これから冬の時期に必需品となる灯油、電気料金も値上がりとなります。
では、灯油価格、電気代が高騰している中でも、石油ファンヒーターをよりおトクに使えるよう、今すぐできる灯油の節約3ポイントをご紹介します。
ポイント① 石油ファンヒーターは「冷気を背にして」置くのが◎
石油ファンヒーターを置く最適な場所は、大きな窓の前など「冷気の入ってくる場所」。窓に背を向けておくことで、冷たい空気を石油ファンヒーターが吸い込み、暖かい空気に変えてお部屋全体に循環させます。
また窓やドアの隙間から熱が逃げないようにするのもグッド。窓専用断熱シートを貼る、冬は厚手のカーテンに替える、ドアに隙間を埋めるテープを貼るなども有効です。
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石油ファンヒーターの温風が部屋中に広がります。
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石油ファンヒーターの温風が窓からの冷気によって一気に冷やされ、暖房効率が悪くなります。
ポイント② ファンフィルターのほこりを取りましょう
背面の空気取入口を掃除するのも、簡単で効果的な節約技です。ここにほこりがたまっていると、空気が取り込みにくくなって温風が弱まるので、お部屋の一部しか暖められないムダな運転をして、余分に灯油を消費してしまうからです。
週に1回はファンフィルターの掃除をして、きれいな状態を維持してください。
こまめなお手入れで、ムダな灯油の消費を抑える
![ファンフィルターにほこりが溜まると温風が弱まり、無駄な灯油を消費してしまいます。](/uploads/2019/07/pic_kino_sonota_5-1.jpg)
[環境条件]3kW機種において、キレイなファンフィルターとほこりの溜まったファンフィルターを各々装着し、運転を行なった場合の灯油使用量の差。外気温0℃、設定温度22℃の木造戸建住宅6畳を想定した、当社環境試験室にて3時間運転した場合。
![サーモグラフィーでの実験](https://www.dainichi-net.co.jp/uploads/2019/12/thermograph-1000x348.jpg)
↑サーモグラフィーでファンフィルターがキレイなとき(左)と、ファンフィルターにほこりが付着しているとき(右)を比べたもの。ほこりが付着していると温風が吹き上がってしまい、天井ばかり暖めてしまうのがわかります。
抗菌ファンフィルターについての実験動画
![](https://img.youtube.com/vi/SwzM8bJEXfE/maxresdefault.jpg)
※:●試験機関:一般財団法人ボーケン品質評価機構 ●試験方法:JIS Z2801に準拠 ●抗菌の方法:フィルターに抗菌剤を含浸 ●抗菌を行なっている対象部分の名称:ファンフィルター網 ●試験結果:99%以上の抑制を確認 (20215053852-1)
ポイント③ 省エネ機能を使えばさらにおトク!
石油ファンヒーターには、灯油を節約する機能が搭載されているものがあります。
たとえば人感センサーで、人がいないときは自動消火したり、自動で着火と消火を繰り返してお部屋の暖まりすぎを防いだりします。
人の動きをみる! 省エネセンサー
長い時間お部屋に人がいない場合、センサーがチェックして自動的に運転をコントロール。燃焼量を弱めたり、停止することで、灯油のムダを抑えます。
![人の動きをみる!省エネセンサー](/uploads/2019/07/pic_kino_eco_3-2.jpg)
エコモード
温度センサーでお部屋の温度をチェックして運転を自動でセーブします。当社の場合設定温度より2~3℃高くなると自動で消火または火力を調節しながら運転します。
*いずれも当社製品の一部の機種に搭載されている機能です。他社製品の場合、名称や仕様が異なります。
3.その他の省エネポイント
エアコンと石油ファンヒーターは併用するのがオススメ
エアコンと石油ファンヒーターはどちらもメイン暖房というイメージがありますが、実は併用すると相性がよく、よりコストを抑えて快適に過ごせます。エアコンは立ち上げ時に温風が出てくるまで時間がかかり、上から送風するので足元が暖まりにくいのが惜しい点。
一方、即暖性の高い石油ファンヒーターは、パワフルに足元から暖めてくれるので、エアコンの弱点を補ってくれる存在なのです。一定の温度まで「上げる」のを石油ファンヒーターに任せ、その後は温度を「キープする」ためにエアコンを使うと、より速く暖かさが感じられ、経済的に使えるというわけですね。
また、石油ファンヒーターは灯油の燃焼によって灯油と同量の水蒸気が発生するため、加湿効果があるのもポイント。加湿によって体感温度が上がるほか、エアコンを運転すると空気が乾燥しがちなので、湿度を補いながら石油ファンヒーターで足元から暖めると快適です。
![](https://www.dainichi-net.co.jp/uploads/2019/12/aircon_vs_fh-1000x503.jpg)
加湿することで体感温度を上げて省エネに
体感温度は気温と湿度が密接に関係しています。
気温が高くても湿度が低ければ不快さは減りますし、逆に気温が低くても湿度が高いと寒さを感じにくくなります。
エアコン暖房などで乾燥したお部屋などには、加湿器で湿度を加えることで、体感温度は上がります。エアコンの設定温度を上げずに暖かく過ごせ、省エネにつながります。
体感温度の違いをサーモグラフィーで検証
![体感温度の違いを検証その1](https://www.dainichi-net.co.jp/uploads/2020/07/30-60_a.png)
![体感温度の違いを検証その2](https://www.dainichi-net.co.jp/uploads/2020/07/30-60_b.png)
![体感温度の違いを検証その3](https://www.dainichi-net.co.jp/uploads/2020/07/30-60_c.png)
4.ダイニチ工業おすすめ機種の紹介
[個室用]
![FW-3320KE](/uploads/2022/09/FW-3322KEW120mmx120mm.jpg)
KEタイプ
小型で設置しやすく、使い勝手のいいモデル。大型オレンジ液晶を採用し、大きな文字で見やすく、操作ボタンも大きく操作しやすいのが特徴。「秒速消臭システムプレミアム」によって、消火時の燃え残ったガスをしっかり燃やしきるため、ニオイがさらに少なくなって快適です。「ecoおまかせモード(一時消火機能なし)」で燃焼量を自動コントロール。快適な暖かさを保ち、節約にも役立ちます。オートターボ運転と着火スピード35秒という即暖性(速暖性)も魅力。
[リビング用]
![FW-3723SGX](/uploads/2023/09/fw-3723sgx_w.jpg)
SGXタイプ
部屋全体をムラを少なく暖める「快温トリプルフラップ」が特徴のフラグシップモデル。3枚の可動フラップと2枚の固定ルーバで温風の流れをコントロールし、温風が床を這うように遠くまで届きます。スイッチを押してから約35秒で火が点く「スピード着火」、室温が15℃以下の場合には自動で最大火力を上げる「オートターボEX運転」、消火時のニオイを従来システムから約40%減にした「秒速消臭システムプレミアム」など機能面も充実。タンクにはキャップ保持ユニットが一体化した「ワンタッチ汚れんキャップEX」を搭載し、便利に。おしゃれなデザインも好評で、2018年度グッドデザイン賞も受賞しています。
SGXタイプ スペシャルサイト
「ワンタッチ汚れんキャップEX」を搭載し、ますます便利に。お部屋全体を快適に暖める、SGXタイプのスペシャルサイトのご紹介。
[ワイドリビング・オフィス用]
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FZシリーズ
家庭用石油ファンヒーターNo.1の暖房力※を誇るパワフルモデル。業務用大型石油ストーブと同等の大出力ながら、家庭用石油ファンヒーターのコンパクトさと使いやすさを備えています。「ecoおまかせモードプラス(一時消火機能あり)」で省エネ面も優秀。大出力モデルながら80秒という短い着火時間で、早朝の冷えきった広い部屋もすぐに暖まります。ホワイト×ブラックのツートンカラーも特徴で、色使いを抑えたシンプルな部屋やオフィスにもマッチするおしゃれなデザインとなっています。
※:家庭用石油ファンヒーター(一般社団法人日本ガス石油機器工業会による強制通気形開放式石油ストーブ内区分)における最大の暖房出力。2023年7月1日現在