寒い日に多発するヒートショック。家の中の温度差を少なくすることで対策を!

セラミックファンヒーター
冬は冷えなどの悩みが気になる季節。外から家に帰って、ゆっくりお風呂に。ただ、寒い時期の入浴はヒートショックに要注意です。

そこで、今回はヒートショックの症状や原因、対策方法など詳しく解説します!

 

 

 

 

1.ヒートショックとは

寒い日に暖かい部屋からお風呂やトイレに行くと、寒くてブルブル震えた経験はないですか? それがヒートショックのシグナルです。

「ヒートショック」とは、急激な温度差で血圧が大きく変動する事によって失神や心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こし、身体へ悪影響を及ぼすことです。

例えば、暖かいお部屋から脱衣所に移動して衣類を脱いだ場合は、体が外気の寒さに対応しようとして血管が収縮し、血圧が上がります。

その後浴槽に浸かると今度は浴槽の熱いお湯に対応しようとして血管が広がり、血圧が下がることになります。この血圧の急激な変動が原因となり、「ヒートショック」が起こります。

 

↑入浴時における血圧の変化のイメージ図。急な血圧の変動がヒートショックの原因に

 

 

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2. ヒートショックなどで入浴中に亡くなる高齢者の数は、交通事故の約2倍

政府は、11月から4月の寒い季節は、入浴中に気を失って溺れる事故が多くなると注意を呼びかけています。

厚生労働省人口動態統計(令和3年)によると、高齢者の浴槽内での不慮の溺死及び溺水の死亡者数は4,750人となっており、これは交通事故死亡者数2,150人のおおよそ2倍に上っています。

※:ヒートショック起因を含む数

 

入浴時に亡くなった人のグラフ

 

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3.ヒートショックを起こしやすい場所は?

ヒートショックを起こしやすい場所は冬場の浴室です。

暖房のきいた暖かい部屋から、冷え込んだ脱衣所に移動して衣服を脱ぎ、冷えきった浴室に入る。その後浴槽に入り、身体が温まることにより急激な温度変化が身体に襲いかかることになります。

この他にもトイレや洗面所、廊下なども温度差が生じやすく、ヒートショックが起きやすい場所です。

 

 

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4.ヒートショックを防ぐために…

ヒートショックを防ぐ一番の方法は、家の中の温度差を少なくすることです。

2018年に世界保健機関(WHO)が公表した「住宅の健康性に関するガイドライン」では、冬は最低でも全室18℃以上(高齢者がいる場合はもっと暖かく)を推奨しています。

とは言え、今すぐにお家全体を断熱構造にしたり暖房設備の導入はなかなか難しかったりします。トイレや廊下などは床にマットを敷いたりヒーターを設置するなどして、温度差を少なくする工夫をしましょう。

また、消費者庁では入浴時のヒートショックを防ぐための注意点として以下の5つの項目を挙げているので、参考にしてみてください。

【1】入浴前に脱衣所や浴室を暖めましょう

脱衣所や浴室の室温が低くならないよう、暖房機器であたためておくのがおすすめです。
また、高い位置に設置したシャワーから浴槽へお湯をはることで浴室全体を温めることができます。

【2】湯温は41℃以下、湯につかる時間は10分までを目安にしましょう

高い湯温で長時間入浴すると高体温等による意識障害が起こる恐れもあります。湯温を41℃以下にし、湯船につかっている時間は10分以内を目安に、また、入浴全体の時間も長すぎないようにしましょう。

※:「厚生労働科学研究費補助金循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策総合研究事業入浴関連事故の実態把握及び予防対策に関する研究平成24~25年度総括研究報告書(研究代表者:堀進悟)」P.227「安全な入浴の手引き」(パンフレットにて推奨されている目安。

【3】浴槽から急に立ち上がらないようにしましょう

入浴中は体に水圧がかかっていますが、急に立ち上がると体にかかっていた水圧がなくなります。
血管が一気に拡張し脳が貧血状態になることで一過性の意識障害を起こすことがあります。
浴槽から出る際は浴槽のふちや手すりをつかみ、ゆっくりと立ち上がりましょう。

【4】食後すぐの入浴や、飲酒後、医薬品服用後の入浴は避けましょう

食後に血圧が下がりすぎる食後低血圧によって失神することがありますので、食後すぐの入浴は避けましょう。
飲酒によっても一時的に血圧が下がります。また、精神安定剤、睡眠薬等の服用後も入浴は避けましょう。

【5】入浴する前に同居者に一声掛けて、意識してもらいましょう

入浴中に体調の悪化等の異変があった場合は、周囲の人に早期発見してもらうこと が重要です。そのためにも、入浴前に周囲の方に一声掛けてから入浴するようにしましょう。

 

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5.ダイニチ工業オススメ ヒートショック対策の暖房機器

脱衣所やトイレなど小さなスペースを暖めるにはセラミックファンヒーターや小型のファンヒーターがおすすめです。

セラミックファンヒーター

EF-1200F

EFシリーズ

コンパクトでコンセントがあれば使用可能なので、設置が簡単です。入タイマーがあるので、お風呂に入る時間帯に暖房をONにしてあらかじめ暖めておくことも可能。
また、一般的なセラミックファンヒーターの安全装置は転倒した場合に作動しますが、ダイニチは約震度5以上の揺れを感知して自動停止します。本体に強い衝撃が加わったときには停止するので、安心です。

セラミックファンヒーターの詳細はコチラ

 

家庭用石油ファンヒーター

FW-3320KE

KEタイプ

小型で設置しやすく、使い勝手のいいモデル。大型オレンジ液晶を採用し、大きな文字で見やすく、操作ボタンも大きく操作しやすいのが特徴。「秒速消臭システムプレミアム」によって、消火時の燃え残ったガスをしっかり燃やしきるため、ニオイがさらに少なくなって快適です。「ecoおまかせモード(一時消火機能なし)」で燃焼量を自動コントロール。快適な暖かさを保ち、節約にも役立ちます。オートターボ運転と着火スピード35秒という即暖性(速暖性)も魅力。

KEタイプの詳細はコチラ

 

 

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