INTERVIEW

先輩社員は語る!

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研究開発職
T・O
2014年入社

モノづくりの楽しさに目覚めた鳥人間コンテスト。自分の開発した製品が世に出る喜びを実感しています。

鳥人間に打ち込んだ大学時代、モノづくりの楽しさに熱中しました。
私の大学時代を一言で表すと「鳥人間」です。人力飛行機の飛行距離と飛行時間を競う「鳥人間コンテスト」のサークルに入り、上位入賞を目指してモノづくりに没頭していました。仲間と協力しながら1つのモノを作り上げる過程は本当に面白く、まさに私の青春時代ですね。夜遅くまで作業して、1限に出るのが辛かった朝が何度もありました。笑 それくらい「モノづくりバカ」というのが私の良いところ(?)だと思っています。

就職先も同じように仲間と協力しながらモノづくりができる企業、できればお客様に自社ブランドで製品をお届けしたいと思い、主に最終製品メーカーを希望していました。そこで縁ができたのがダイニチ工業です。
運転音の静かさを追究した“ハイブリッド式加湿器”
現在は主にハイブリッド式加湿器の製品設計・性能評価を行っています。ダイニチの売りは何といっても「静音性」。夜間ずっと使いたいというお客様も多くいらっしゃいますので、木の葉が触れ合う音よりも小さな13dBの最小運転音を実現しています。

今年の新製品として私が携わったのは「最小の運転音はそのままに、33畳クラスまで加湿できる大型加湿器」です。十分な加湿量を確保するためには製品自体も大きくなりますし、ファンの回転数も上がります。当初の目標値は15dBでしたが、設計と試験を繰り返す中で「13dBまで小さくできそうだ」と更に目標を高く設定。無事に達成することができました。聞き比べても分からないくらいの僅かな差ですが、妥協せずに良いモノづくりができたと自信になった経験です。
苦労して生み出した製品を、多くの人に使っていただける喜び。
基本的な加湿性能・静音性に加えて、コスト・安全性・デザイン性・耐久性・操作性・作業者の組み立てやすさ…など開発設計段階で考慮すべき点は多岐に渡ります。それを決められたスケジュールの中で達成しなければなりません。上記の新製品LXシリーズは私の中で最も苦労して生み出した製品です。大変だったエピソードはいくらでも語れますので、説明会などでお会いしたらぜひお話ししましょう!笑

苦労が大きかった分だけ、実際に製品が家電量販店に並び、お客様に使っていただける日を迎えられて本当に良かったなと思います。ダイニチの社是に「使用者にいつまでも愛される よい商品を作る」という一文があります。自分の開発した製品をお客様が長く愛用してくださるとしたら、技術者としてこれ以上の喜びはありません。これからも真剣にモノづくりと向き合い、より良い製品を生み出し続けていきたいと思います。
※2019年12月取材当時の内容です。