家電批評2023年12月号 家電オブ・ザ・イヤーに【空気清浄機CL-HB922】が選ばれました!

空気清浄機

 

家電製品を編集者が使う人目線で本気で使ってテストし評価する雑誌『家電批評』が、2023年にテストした全製品の中から特におすすめなベストバイ製品を「家電オブ・ザ・イヤー」として発表。

ダイニチの空気清浄機CL-HB922が「家電オブ・ザ・イヤー」に選ばれました。

今回は、出版社の許可をいただき、家電批評の記事内容をまるっとご紹介します!

 

シンプルで明快な操作性もダイニチの魅力です!

花粉の時期のみならず、今や一年中稼働させる人も増えている空気清浄機。
新型コロナウイルス感染症予防対策としてすでに購入した人も多いでしょう。また、ひどい花粉に悩まされて毎年ピークである2〜3月を迎える前に戦々恐々としている人も多いはずです。

本誌で行った空気清浄機比較テストでは、各メーカーのイチ推し製品を集めて同条件で検証を行いました。花粉やホコリを想定した吸引力テスト、センサー感度テスト、タバコやペットのニオイ等の対策として考えた際の脱臭力テスト。また、毎日稼働させる人が増えているので静音性もテストしました。もちろん値上げ時代まっただなかですので、消費電力も比較しています。

その結果、吸引力と脱臭力、センサー感度で他社の高額製品に負けず劣らず、なんなら項目によっては勝利をおさめたうえで見事ベストバイとなったのが、ダイニチの「CL-HB922」です。

底面には4カ所のスリットが、それぞれ床から前後が2.5cm、左右が3.5cmの高さにあります。
ここに汚れた空気を吸い込む機構を配置したのがあっぱれで、床に落ちたホコリや舞い上がった花粉に非常に効果的と考えられます。

↑底面の4カ所のスリット(吸気口)は本体周辺を歩いたときに舞い上がったホコリもすかさず吸い取れます。4辺に吸気口があるので、部屋の中央に置くのもアリ

 

擬似花粉の落下テストでは吸気口1辺だけで約80%を除去できたので、これが4辺となればその吸引力の高さも想像ができるでしょう。

 

吸引力、脱臭力、センサー感度のテスト結果は性能1位の他社製品と遜色ありません。

↑センサーの感度をシーンにあわせて「ホコリ」「PM2.5」など調整可能。その優秀なセンサー性能でテストでも好成績となりました

↑擬似花粉の落下テストでは、底面にある吸気口1辺だけで約80パーセントを除去しました。ホコリや花粉は空気中に漂って約15分で床に落ちると言われるため、底に吸気口を配置するのは非常に合理的です

本製品は他社製品と比べて運転モード数が少なめで、加湿やイオン発生などといった付加価値は多くありませんが、基本の吸引や脱臭性能の高さが光りました。正直、基本性能だけなら他社製品にわずかにおよびませんでしたが、本体価格の安さはそれを補ってあまりある魅力です。

↑「アンモニア」「アセトアルデヒド」「酢酸」の濃度で判定する脱臭テストでは、15分間の運転で各種数値がゼロになり、パーフェクト!

【ここはおしい!】
置き場所は、やや選びます

空気清浄機は吸気と排気を妨げないように、前後左右や上方のスペースを確保しなければなりません。
本製品は底面4方向にスリットがあるためか、そのマージンが他と比べて広め。左右・背面は30cm以上、上方も1m以上の空きが必要です。置き場所は選ぶかもしれません。

安い、といえば電気消費量の少なさも特筆すべき点です。運転時の消費電力が全体的に低く、年間の電気代は1000円台。財布に優しい空気清浄機と言えます。

さらには加湿機能を持たないために、本体のお手入れもしやすいです。汚れを捕集するフィルターのうち、「活性炭脱臭」と「静電NEOH」のフィルターは背面パネルを外して引き出すだけ。もっともホコリが付くプレフィルターは汚れたら付け替えるだけの交換式で、やはり手間が少なめです。

↑各フィルターには「タブ」が付いており、背面からこれを引き出 すことで取り外せます

↑もっともホコリが付着する「プレフィルター」は交換式。本体前面から引き出すだけと、手間がかかりません

2023年ベストのダイニチは、あのロボット掃除機で人気のメーカーから発売されたばかりの空気清浄機とどう戦うのか。

はたまた海外メーカーの最新製品とは差があるのか。近々行うテストでその結果を見極めたいと思います。

CL-HB922の製品詳細はこちら

ハイブリッド式空気清浄機

コンパクト&パワフル。

CL-HB922

適用床面積のめやす:63㎡(38畳)

8畳を清浄するめやす:7.7分

本体外形寸法:高さ540mm×幅310mm×奥行310mm

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※:適用床面積の数値はJEM1467に基づくものです(ターボ運転時)。

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