石油ファンヒーターによる浮遊ウイルス除去効果の確認
2020.12.02 暖房機
ダイニチ工業株式会社(本社:新潟県新潟市、代表取締役社長:吉井久夫)では、石油ファンヒーターによる浮遊ウイルスの除去性能評価試験を行い、その除去効果を確認しました。
※新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対しての除去性能評価試験ではございません。
当社は、(一財)北里環境科学センターにおいて、日本電機工業会規格JEM1467「浮遊ウイルスに対する除去性能評価試験」を参考に、石油ファンヒーター(ウイルス除去のための改造、装置追加等はしておりません)を30分間運転した際のウイルス除去効果を確認しました。(試験協力:暮らしの科学研究所株式会社)
なお、本試験結果は、特定条件下における試験空間での除去効果であり、実使用空間での実証結果ではありません。実際の除去効果は換気条件や使用方法によって異なり、特定のウイルスや菌による疾病の予防効果は検証しておりません。
試験概要
25m3の試験空間内で試験品を運転し、ウイルス噴霧器で試験ウイルスを浮遊させ、攪拌後、初発(0分)の浮遊ウイルスをインピンジャーで捕集した。その後、経時的に試験空間内の浮遊ウイルスを捕集し、インピンジャーの捕集液を適宜希釈し、ウイルス数を測定した。また、試験対照として、試験品を運転しない条件を同様に測定した。
試験結果
25m3空間内の浮遊ウイルスを30分で99%除去できることを確認した。
表:経過時間ごとの浮遊ウイルス減少率(%)
時間(分) | ||||
---|---|---|---|---|
0 | 10 | 20 | 30 | |
減少率 | – | 79% | 96% | 99% |
【試験機関】(一財)北里環境科学センター【試験方法】約25m3の試験空間で、日本電機工業会規格JEM1467を参考にした試験方法にて実施【試験対象】浮遊した1種類のウイルス【試験結果】30分で99%除去(報告書番号:北生発2020_1333号)【試験機】ダイニチ工業製FW-3619L定格運転で実施(試験協力:暮らしの科学研究所株式会社)

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