工場のデジタル化が国に評価され、「2020年度版 ものづくり白書」で紹介されました。
2020.06.05 お知らせ
ダイニチ工業(株)(本社:新潟県新潟市、社長:吉井久夫)は、経済産業省、厚生労働省、文部科学省の3省共同で作成作業を行った「令和元年度 ものづくり基盤技術の振興施策」(2020年版ものづくり白書)で、労働生産性が向上した働き方の好事例として紹介されました。
当社は、生産ラインの自動化と作業工程のスピードアップを目的に、AI技術の活用やロボットの導入、また自社開発の生産管理システムによる生産計画の「見える化」などに取り組んでいます。
今回のものづくり白書の中では、当社の「生産計画の「見える化」と自動化による生産性の向上」の取り組みとして、季節商品を一年間通じて生産する「平準化生産」、石油ファンヒーターの受注から出荷までを4時間で行う「ハイドーゾ生産方式」、「自社開発の生産管理システム」、「子育て世代のための短時間勤務制度」などが紹介されました。
【生産ラインにAIを導入した事例】
2019年、当社では石油ファンヒーターの部品の検査工程に、AIによる画像検査システムを導入しました。検査では、リード線が正しく留め具に挿入されているかをチェックしています。

1.AIにより画像検査

2.検査結果をモニターに表示
ものづくり白書とは
ものづくり白書は、2001年(平成13年)に初めて作成されてから今回が20回目となるもので、ものづくり基盤技術振興基本法(平成11年法律第2号)第8条に基づく、政府がものづくり基盤技術の振興に関して講じた施策に関する報告書です。2020年版ものづくり白書は、2020年5月29日、閣議決定され、第201回国会(常会)に提出されました。
- 「令和元年度ものづくり基盤技術の振興施策」(ものづくり白書)厚生労働省の報道発表
- 2020年版ものづくり白書(PDF版)
- ダイニチ工業の紹介コラム第1部第2章第1節「デジタル技術の進展とものづくり人材育成の方向性」の「4デジタル技術の進展に対応するものづくり企業の取組」
- 2020年版ものづくり白書(令和元年度ものづくり基盤技術の振興施策)「概要」